調査・データトルビズオン(福岡市中央区)は12日、佐賀県大町町において、ドローンと災害救助犬を連携させた土砂災害対応の実証実験を3月18日に実施すると発表した。
この実験は、近年増加する豪雨災害に対し、迅速かつ的確な状況把握と救助活動の重要性が高まる中、ドローンと救助犬の連携による新たな災害対応モデルの構築を目指すものである。佐賀県大町町では令和元年と3年に水害被害を経験しており、土砂災害への対策が急務となっている。
実験では、調査用ドローンが高解像度カメラや熱感知センサーを用いて被災状況を把握し、救助犬が要救助者の捜索を行う。さらに、搬送用ドローンが救助資機材を現場に運搬することで、救助活動の効率化を検証する。
この取り組みには、J WORKS CAREER、Public Gate合同会社、日本レスキュー協会が参画。トルビズオンの増本衛代表は、「このプロジェクトは行政・社協・NPO・企業の4者連携モデルとして、地域社会全体の防災力を高め、持続可能な支援体制を構築する重要な取り組みである」と述べている。
この実証実験の成果をもとに、「大町モデル」として体系化し、全国の同様の地形を持つ地域への展開も視野に入れている。
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