リクルート、バイト時給過去最高の1227円に

調査・データリクルート（東京都千代田区）は14日、2月の三大都市圏におけるアルバイト・パート募集時の平均時給が前年同月比35円増の1227円となったと発表した。「フード系」「製造・物流・清掃系」「専門職系」で過去最高額を更新している。

フード系の時給は6か月連続で過去最高を更新。2月は年度末の送別会シーズンを前に、新人採用・育成期間として通常より高い時給を提示する企業が目立つ。製造・物流・清掃系では、タクシーの車両洗浄業務など、業務を細分化した求人も増加している。

地域別では、首都圏が1257円で最も高く、関西が1204円、東海が1154円と続く。特に大阪・関西万博を控える関西圏では、フードや清掃、警備など幅広い職種で時給上昇が顕著となっている。

同社の調査によると、働く時間を増やしたい人の多くは1日当たり1-2時間の追加就労を希望している。業務の細分化による短時間求人の増加は、こうした就労ニーズに合致し、企業の人材不足解消にもつながるという。調査は2月1日から28日まで、同社運営の求人メディアに掲載された23万7231件の求人情報を基に実施した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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