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飯野海運、耐氷型LPG船を長期用船契約に投入

2026年10月14日 (水)

ロジスティクス飯野海運は13日、Borouge Internationalとの長期用船契約に基づき、耐氷仕様の大型液化石油ガス(LPG)輸送船「Lumi Aurora」の投入を開始したと発表した。北米からフィンランドのPorvooなど、欧州にあるBorougeの石油化学プラント向けに、原料となるブタンやプロパンなどのLPGを輸送する。

同船は9万3000立方メートル型の大型LPG輸送船(VLGC)で、耐氷等級「Ice Class 1B」に適合する世界最大級の船舶。同等級はフィンランドとスウェーデンの規則に基づき、砕氷船の支援を受けて穏やかな海氷域を航行する能力を持つ船舶に与えられる認証だ。

Porvooはバルト海沿岸に位置し、冬季には海面結氷の影響で一般的なVLGCの航行が難しくなる。同船は耐氷仕様を備え、砕氷船の支援を受けながら安全に航行できるため、Borougeの原料サプライチェーンの効率化と年間を通じた安定供給に貢献する。

▲LPG輸送船「Lumi Aurora」(出所:飯野海運)

Borougeとの長期用船契約は今回で2隻目となる。先行する飯野海運の二元燃料主機関搭載VLGC「Oceanus Aurora」は、2023年からPorvooとスウェーデンのStenungsund向けにブタンを輸送している。

Lumi Auroraは、飯野海運の船隊で3隻目のLPG二元燃料主機関搭載VLGCでもある。運航状況に応じてLPGまたは低硫黄燃料を選択して使用できる。主機のプロペラ軸の回転を利用して発電する軸発電機モーターも搭載し、船内ディーゼル発電機で使用する燃料や潤滑油の消費量を抑え、窒素酸化物、硫黄酸化物、二酸化炭素の排出量を削減する。

Borougeは今回の長期用船契約により、年間を通じたサプライチェーンの柔軟性確保とコスト競争力の強化を図る。飯野海運は最新鋭船の導入を通じて環境負荷低減を進め、2050年のネットゼロ目標達成を目指す。

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