調査・データインターネットマーケティングのNEXER(ネクサ―)は18日、EC(電子商取引)サイトの利用者の3割近くが、サイトが使いづらいと感じて買い物をやめたことがあるとの調査結果を公表した。商品情報や決済方法などの見にくさや使いにくさにストレスを感じる人が多く、サクラっぽいレビューなどへの不信感から買い物をやめる人もいた。
同社はバリューテクノロジーと共同で、ECサイトを普段から利用している全国の男女753人を対象に、「通販サイトの発送までの時間」についてのアンケートを、今月5日から10日までインターネットを通じて実施した。
調査結果によると、ECサイトで買い物をする際、最も注目しているポイントについては「値段」が62.4%と最も多く、次いで「ECサイトの信頼性」が11.7%、「口コミ・レビュー」が11.4%だった。
また、「このECサイトは使いづらい」と感じて、買い物をやめたことがあるか尋ねたところ、「ある」との回答は27.9%だった。
やめた理由について尋ねたところ、「検索しても欲しいものが見つからない」(30代・女性)や「商品がわかりづらい」(30代・男性)、「決済がわかりにくい」(30代・女性)などの声があり、「レビューがサクラっぽい」(20代・女性)との回答もあった。
さらに具体的な改善方法について尋ねたところ、「買い物ガイドなど画像付きで説明があると分かりやすい」(30代・女性)や「送料無料のわかりやすい表示」(40代・女性)、「レビューに偽りがない」(20代・女性)などの回答があった。
同社は「ECサイトが増えている今、ECサイトを見比べて値段の安さや配送にかかる日数、レビューなどをチェックしている人が多く、商品ページの見にくさや使いにくさは、サイトからの離脱につながる可能性がある」としている。
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