荷主ツネイシホールディングス(HD、広島県福山市)は24日、尾道造船(神戸市中央区)と4万2200トン型のばら積み貨物船「Bingo42」を共同開発したと発表した。設計負荷の軽減と開発効率の向上を目的としたもので、共同ブランドとして市場シェア拡大を目指す。

▲共同開発したBingo42(出所:ツネイシホールディングス)
新船Bingo42は両社がこれまでに建造してきた船型を基に、全長を3メートル延長し最適化したことで、積載能力と燃費性能を向上させた。プロペラ前方に設置する省エネ装置「MT-FAST」を採用し、推進性能を改善。さらに、国際海事機構(IMO)が定めるエネルギー効率設計指標(EEDI)において、リファレンスラインより35%以上の削減を実現し、将来的なメタノール燃料対応も可能な設計となっている。
共同開発された船舶は、両社の造船所が備後地方に立地することから「Beyond Innovation, Navigating Green Ocean」の頭文字を取り「Bingo42」と命名された。構造設計や建造、営業は各社が個別に担う一方、コンセプト設計を共通化することで、同ブランドによる受注と建造を推進し、物流船舶分野でのシェア拡大と脱炭素対応を進める。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com