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ルフトハンザカーゴ、昨年度CO2削減施策を発表

2025年4月7日 (月)

環境・CSR貨物航空会社のルフトハンザカーゴ(ドイツ)は3日、2024年に行ったCO2削減に向けた施策について発表した。

同社の総カーボンフットプリントの99%は航空機の運航によって発生するため、より燃料効率の高い新型航空機を使用。平均使用年数7.6年の長距離路線用航空機として、より燃料効率の良い貨物機ボーイング777Fのみを使用している。さらに最新技術を搭載したボーイング777-8型貨物機をさらに7機発注しており、2030年までに引き渡される予定となっている。さらに、各フライトに必要な予備燃料の一部をより正確に計算し、不必要な燃料備蓄を避けることで2024年に5700トンのケロシンを節約し、1万8000トン相当のCO2削減に取り組んだ。また駐機位置までの移動中、可能な限り1基のエンジンを停止し、年間400トンの燃油と1200トンのCO2を節約した。

地上での取り組みとしては社用車を電気自動車へ転換した。フランクフルトのハブ空港で使用される30台の車両を電気自動車へ移行するとともに、充電インフラが導入され合計6つの充電ポイントが設置された。さらに非CO2気候影響に関する研究を積極的に支援。他のドイツの航空会社とともに、ドイツ連邦経済省とドイツ連邦運輸省の気候ニュートラル航空ワーキンググループが開始した「100フライトプログラム」に参加した。また、貨物輸送による温室効果ガスの排出削減に焦点を当てた非営利団体であるSmart Freight Centre(SFC)コミュニティへ参入し、パリ協定に沿って50年までにゼロエミッションを達成するために、コミュニティメンバーのCO2排出量削減を支援している。

このほか、同社は24年、企業や組織が環境への負荷を低減し環境パフォーマンスを向上させるための仕組みを構築・運用することを目的とした国際規格「ISO14001」の認証を再び取得した。また「サステナブル・チョイス」サービスにより、顧客にSAFの使用による航空貨物の脱炭素化への貢献を呼びかけている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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