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中野国交相、ETC障害で危機管理マニュアル整備

2025年4月9日 (水)

行政・団体中野洋昌国土交通相は8日の定例会見で、ネクスコ中日本が管理する高速道路料金所で発生したETCシステム障害について「大変遺憾に思っている」と述べ、再発防止策の徹底を指示する方針を明らかにした。

この障害は6日0時30分ごろから発生し、一部料金所のETCレーンが通行できなくなり渋滞が発生した。復旧作業は難航し、38時間後の7日14時にようやく全箇所での正常運用が再開された。

中野国交相によると、障害原因は深夜割引の見直しに伴うETCシステムの改修作業に関連している可能性があるという。現在、ネクスコ中日本に対して原因の早期究明と再発防止策の検討を指示している。

会見では「大規模システム障害が想定されておらず、そうした事態に応じたマニュアルもしっかり出来ていなかった」と指摘。今後はネクスコ中日本だけでなく、全高速道路会社に対して危機対応マニュアルの整備と利用者への周知徹底を求めていく考えを示した。
障害発生中の料金徴収については、ETCレーンでは料金徴収を行わずに車両を通過させる措置がとられた。現金支払いの利用者は通常通り支払い、ETC利用者はWEB払いに変更する運用がなされたという。

料金払い戻しなどの対応については「原因究明の報告を踏まえて、必要な対応はしっかり検討していきたい」と述べるにとどめた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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