
▲日本海事協会で行われたAiP授与式(出所:三菱造船)
認証・表彰三菱造船は10日、船舶から排出されるCO2を回収・貯蔵する「船上CO2回収システム」(OCCS)について、日本海事協会から基本設計承認(AiP)を取得したと発表した。これは同社が三菱重工グループの陸上用CO2回収技術を活用し、海上輸送の脱炭素化を進める取り組みの一環となる。
今回承認されたOCCSは、船舶の排ガスを浄化し、CO2を液化して船内に貯蔵する構造を採る。排ガスの前処理から貯蔵・ハンドリングまで一体化されたシステムで、船舶用に最適化されている。同社は今後、製品化に向けて開発を加速するとしており、陸上設備で培った実績を船舶向けに応用することで、国際的に高まる海上輸送の温室効果ガス(GHG)排出削減ニーズに応える。
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