環境・CSRTeatis(ティーティス、米国)は14日、既設のドライブレコーダーをAI(人工知能)化するサービス「アクレス」の機能強化に向け、AI教習所(東京都千代田区)と業務提携の検討を開始すると発表した。
提携によって実現する新システムは3段階で運用する。第1段階では、ティーティスのAI解析システム「アクレス」がドライブレコーダーの映像を24時間体制で監視し、急ブレーキや急ハンドル、車間距離不足など15種類の危険運転を自動検知する。第2段階では、AI教習所が危険運転を繰り返すドライバーの運転特性を分析し、個別の改善プログラムを作成する。第3段階では、実車による運転指導とAIシミュレーターを組み合わせた実践的な教習を実施する。
このシステムは、既存のドライブレコーダーにソフトウエアを追加するだけで利用できるのが特徴。両社は独自開発した大規模視覚言語モデルと2000時間の商業車両の運転映像データを活用し、99パーセントの精度で危険運転を検知できるとしている。
ティーティスはAI教習所の親会社ミナミホールディングス(福岡県大野城市)傘下のミナミインキュベート(同)から23年に出資を受けている。今回の提携検討はこれを契機に連携を加速し、保険会社との協業も視野に入れ、安全運転を促進する社会インフラの構築を目指す。
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