サービス・商品キンドリルジャパン(東京都港区)は17日、雪印メグミルクの統合データウェアハウス(DWH)システムを刷新し、2月から稼働を開始したと発表した。新システムはクラウド基盤で構築され、同社の物流・生産・営業・財務・受発注部門の大量データを統合管理する。これにより全社横断でのデータ分析と活用が可能となり、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進と企業価値向上を加速させる体制が整った。
雪印メグミルクは中期経営計画の柱としてデジタル基盤の強化を掲げ、創業100周年の節目に大規模なデータ利活用体制を構築した。刷新された統合DWHは、業務データを迅速かつ多角的に分析できる点が特長で、ビジネス判断や施策立案に直結する情報基盤として機能する。従来のオンプレミス型から、クラウド型へ移行したことで、拡張性と柔軟性、運用の容易さも実現された。
新DWHの構成には、データ分析基盤としてTeradata VantageCloud、ダッシュボード提供にMicroStrategy Cloud Environmentを採用。さらに、ファイル連携やジョブ管理にはAmazon EC2を活用し、クラウドサービス間の親和性を確保した。これにより、物流を含む全業務領域のデータを一元化し、リアルタイムでの業務最適化や戦略立案を支援する。
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