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スポットワークの平均時給が初の1300円超え

2025年4月30日 (水)

調査・データ「多様な働き方」を調査研究するツナグ働き方研究所(東京都中央区)は30日、単発、短時間、短期間で働く「スポットワーカー」の雇用状況を定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」の2月分の結果を公表した。平均時給は1302円で初めて1300を超えて過去最高額となった。求人倍率も1.44倍で前年同月比0.52ポイント増と大幅に伸びた。

同研究所によると、2月は求人数が1万6307件、求人数は1万1322人と求人数が前月より28.4%減ったものの、求人数は19.6%増加した。

職種別の求人倍率では、運送・ドライバーが2.39倍と前年同月より0.36ポイント伸び、全職種の中で最も伸びた。倉庫内・軽作業は1.05倍で同0.29伸びた。

先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は4万9237件で、20.2%の減少、前月比でも26.4%の減だった。5か月連続で前年を下回っている。主要職種では運送・ドライバーが940件で前年同月比83.5%減と大幅に落ち込んだ。倉庫内・軽作業は8743件で同11.1%減少した。

スポットワーク平均賃金は1302円で、前月差から72円アップし、前年同月との差もプラス129円となった。主要3職種で最も賃金が高いのは、運送・ドライバーで1292円、倉庫内・軽作業は1288円だった。

リクルートの「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、通常のアルバイト平均賃金は1227円で、スポットワークが75円上回った。前月に比べてさらに差が65円広がっている。運送・ドライバーも、アルバイトに比べ36円高く、倉庫内・軽作業は12円高かった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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