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ヒガシHD中計、1年前倒しで主要経営目標を達成

2025年5月9日 (金)

調査・データヒガシホールディングス(HD)は9日、28年3月期を最終年度とする「中期経営計画2028」を発表した。新中計では、「プライム市場昇格へ向けたファンダメンタルズを完成させる3年」をテーマに、各領域での事業成長、サステナビリティ経営の進展、経営基盤強化を目指す。

同社は前中計である「中期経営計画2026」で、大手EC向けの3PLセンター開設やM&Aによって、売上高、利益など主要経営目標を1年前倒しで達成した。これを受けて、新たな計画では、28年3月期の目標として売上高550億円(前期実績481億円)、経常利益35億円、ROE8%以上、配当性向30%以上を掲げた。従業員数も28年までに1800人体制へ拡充する方針だ。

事業別戦略としては、3PL事業ではロジスティクスセンターの収益化と庫内作業の標準化、データ活用による業務効率化を図るほか、資材3PLの拡大にも注力。オフィスサービス事業では首都圏の市場拡大を狙い、移転関連業務と内装・廃棄業務を一体化させた提案営業を強化する。ITサービスや介護、ビルデリバリーといった事業でも、それぞれの強みを活かし、高付加価値化とエリア拡大を目指す。

一方で、持ち株会社体制への移行も完了しており、ホールディングス主導のグループガバナンスの高度化や資源再配分機能の強化を通じて、迅速な経営判断と企業価値向上を図る。

サステナビリティ経営の推進では、30年度までにCO2排出量20%削減を目指し、省エネ活動や低公害車の導入に取り組む。人的資本では、働きやすさの向上や女性管理職比率10%以上、男性育休取得率50%以上などを数値目標として明示した。

社会貢献活動や安全施策にも力を入れ、こどもミュージアムプロジェクトや劇団四季への協賛、車両事故率2%以内の維持なども掲げた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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