ロジスティクス東日本旅客鉄道は10日、新幹線および首都圏在来線の信号通信設備と運行管理システムに、国内で初めて生成AI(人工知能)を導入すると発表した。導入開始は2025年度内で、復旧時間の短縮と情報提供の迅速化を目指す。
今回のシステムでは、BIPROGYと共同開発した復旧支援システムにより、信号通信設備の故障時に作業内容を自動記録し、最適な復旧手順を提示する。また、日立製作所と連携し、ATOSと呼ばれる運行管理システムにも生成AIを導入。ことし9月から実証実験を開始し、トラブル発生時の原因分析と対応策の提示を可能にする。
生成AIの導入により、復旧時間は従来の50%まで短縮でき、経験の浅い社員でも高度な対応が可能となる。今後は他分野への展開も視野に入れ、輸送の安定性向上を図る。
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