ロジスティクス全日本トラック協会(全ト協)は13日、同協会の広報誌「広報トラック」6月15日号を発行した。
1面では5日に開催された第210回理事会の様子を掲載。坂本克己会長が参議院本会議において可決・成立した「貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律」と「貨物自動車運送事業の適正化のための体制の整備等の推進に関する法律」に関して改正事業法と新法を実効性あるものとし、業界の健全化・ドライバーの労働条件改善を実現させるため、全国の会員事業者に対してさらなる奮起を促したことなどが報じられた。
そのほか「ドライバーの社会的評価の向上に係る検討委員会」の松田委員長から、同委員会が取りまとめた提言が坂本克己全ト協会長に手渡されたことを報じた。
トラック運送業界へのカスタマーハラスメント(カスハラ)の増加による精神的被害を防ぐことを目的として設置された同委員会は、24年12月3日に第1回検討会を開催して以降これまで4回にわたり検討会を開催し提言内容を検討。
カスハラをなくす方針を明確にし、「トップ自ら内外に発信する」、「相談担当者や窓口を設置し、従業員に広く周知する」などカスハラ対策の基本的な枠組みについて提言した。併せて事業者が取り組むべき事項として「ドライバーの売上高以外の指標で評価する賃金体系の構築」、「安全教育やマナー研修を行い、ドライバーの意識向上を図ること」などを掲げた。
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