環境・CSRオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE、シンガポール)は10日、長崎市で第5回「Container Shipping Summit」を開催した。日本とシンガポールの政府、大学、海運・港湾関係者らが参加し、将来像から逆算して現在の課題を考える「バックキャスティング」の考え方を軸に、コンテナ海運や地域産業の今後を議論した。
パネル討議は4テーマで構成。AI(人工知能)による需要予測や貨物流動分析、航路設計、港湾・船舶・ターミナル運営の自動化に加え、脱炭素とサプライチェーン強靱化に伴うコストやリスクの分担、人材育成、デジタル化で変わる海運人材のスキルなどを取り上げた。

▲第5回コンテナ輸送サミットの様子(出所:ONE)
長崎を題材とした討議では、地域の製造業とフィジカルAIを組み合わせた産業振興策も検討。ONEは、単一企業では対応が難しいサプライチェーン課題に対し、産官学を含む関係者との連携を広げる方針を示した。過去の同サミットでは、大学との共同研究やインターンシップ拡充にもつながっている。
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