東和薬品・山形工場火災、製造・出荷に影響なし

事件・事故東和薬品は5日、7月14日に発生した山形工場第一固形製剤棟内の火災について、製造・出荷への影響はない見込みであると発表した。被害を受けた設備の生産分については、同型の設備を休日などに稼働させることで対応しており、生産の遅れは最小限にとどまっているという。

火災は同日7時58分、山形工場内の機械室で発生。消防の現場検証や各種調査の結果、集塵機フィルターに帯電した静電気が粉塵に引火した可能性が極めて高いと判断された。人的被害はなく、物的被害は集塵機1台に限定されている。

操業については、翌15日に第一製剤棟の包装工程が再稼働し、その後、ほかの工程も順次再開された。第2・第3製剤棟は当初から通常通り稼働しており、出荷への影響もなかった。被害を受けた機械室の設備については、9月末の復旧を見込んでいる。

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