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荷主の67%が下請け階層把握せず、Univearth

2025年8月26日 (火)

調査・データ物流DXプラットフォーム「LIFTI」を運営するUnivearth(ユニバース、大阪市北区)は25日、荷主企業の物流業務従事者200人を対象に「輸送における多重下請け構造の把握に関する実態調査」を実施した結果を公表した。

▲調査結果(クリックで拡大、出所:Univearth)

対象者に「委託している運送業務において、荷物が経由する運送事業者の階層数を把握しているか」を尋ねると「おおむね把握している(具体的な階層数が分かる)」と回答した荷主は33%にとどまった。最多は「推定・概算でのみ把握している」(40.5%)となり、「ほとんど把握していない」(16.5%)と「全く把握していない」(10%)を合わせると、荷主企業の67%が自社の荷物が最終的に届けられるまでに経由する運送事業者の階層数(多重下請け構造)を正確に把握できていないことが明らかになった。

同社によると今回の結果は、多くの荷主企業が輸送品質の維持、適正なコスト管理、ドライバーの労働環境といったコンプライアンス上のリスクを十分に管理できていない可能性を示唆している。この「ブラックボックス化」は、輸送品質のばらつきや、非効率な中抜きによるコスト増、ドライバーの労働環境悪化といった、数多くのリスクの温床となると警鐘を鳴らした。

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