イベントEXOTEC Nihon(エグゾテックニホン、東京都港区)とMujin Japan(ムジンジャパン、江東区)は、「国際物流総合展2026」の会場で物流統合ソリューションのコラボレーション展示を公開した。両社は8月19日、物流センター全体の自動化推進に向けた業務提携を発表している。
今回の展示現場ではそれぞれの技術を密接に連携させ、入荷から保管、ピッキング、搬送、出荷までをシームレスにつなぐ自動化の具体像を提示した。
エグゾテックニホンAPACマーケティングディレクターの伊達奈央氏は、「両社ともにソフトウエアに強みを持つ点が提携の最大の特徴」と説明。現在の物流業界ではロボット本体の最適化はすでに完了しつつあるという。

▲エグゾテックニホンAPACマーケティングディレクターの伊達奈央氏
これからは個別のロボット同士をつなぎ合わせ、物流工程全体を最適化(オーケストレート)する段階だ。自社のソフトウェアとロボットを統合し、受注システムなどとも連携させることで、すべての設備を的確に制御できる点が両社提携の大きな強みとなる。
ムジンジャパンPRスペシャリストの吉田菜月氏は、稼働中のパレタイズロボットを前に、事前のティーチング(動作の教え込み)が不要な点を解説。統合制御プラットフォームの「Mujin OS」(ムジンオーエス)がカメラなどのハードウェアを管理し、リアルタイムに動作計画を立てて自律的に稼働する仕組みで、1台のロボットで荷下ろしと積み付けの両方を担う。同社はロボット本体を開発しているわけではなく、大手メーカーのロボットに独自のムジンオーエスを搭載することで、この高度な制御を実現している。

▲エグゾテックの自動倉庫システムと連動するムジンのパレタイズロボット
両社提携によるシナジー効果を聞くと、ムジンの吉田氏は「部分最適に留まる自動化」の課題を指摘。ソフトウエアに強みを持つ両社が協力し、さまざまな機器を連動させて工程間の無駄を省き、倉庫全体の最適化を実現できる点が最大のシナジーだという。すでに日本国内や米国の製造業などで、共同導入の事例が複数進行中だと明かした。
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