
▲コンテナ専用船「ONE STRENGTH」(出所:今治造船)
荷主今治造船(愛媛県今治市)は22日、19日に丸亀事業本部で建造したコンテナ専用船「ONE STRENGTH」を引き渡したと発表した。
積載能力は1万3932TEUで、デッキ上には最大4段のラッシングブリッジを備え、多数の冷凍コンテナや国際海上危険物輸送規則(IMDG Code)に適合する危険物も積載可能となっている。
同船は最新の解析技術を用い、運航頻度の高い船速や喫水に合わせた最適船型を採用。省エネデバイスやツイスト舵、摩擦低減外板塗料を取り入れ、高い燃費性能を実現した。CO2放出抑制指標EEDIでは規則基準値から60%削減し、最新の規制要件を上回る水準となる。さらに、Bow Wind Coverを装備し、実海域での性能向上を図った。
また排ガス規制に対応するため、ハイブリッド型排ガス浄化装置(EGCS)や排ガス再循環システム(EGR)を搭載。バラスト水処理装置やシップリサイクリング条約準拠のインベントリリストも備えた。加えて将来的なメタノールやアンモニア燃料への転換や、CO2回収装置の導入に対応するため船級協会の原則承認(AiP)を取得している。
主要寸法は全長335.94メートル、幅51メートル、総トン数は14万233、航海速力は22ノットで、船籍はシンガポール。
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