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アスクル、ランサムウェア被害で情報流出を確認

2025年11月4日 (火)

ECアスクルは10月31日、19日に発生したランサムウェア攻撃により、同社が保有する顧客や取引先などの一部情報が外部に流出したと発表した。法人向けEC(電子商取引)サイト「ASKUL」「ソロエルアリーナ」や個人向け「LOHACO」に寄せられた問い合わせデータ、仕入れ先の登録情報などが含まれ、会社名、担当者名、電話番号、メールアドレス、問い合わせ内容などが流出したという。現時点でクレジットカード情報の流出や悪用被害は確認されていない。

同社は外部専門機関の協力を得て調査を継続しており、流出範囲の特定と再発防止策の強化を進めている。関係先への個別連絡を行うとともに、11月4日に専用の問い合わせ窓口を開設する。個人情報保護委員会など関係当局への報告も完了したとしている。

一方、一部報道によると、10月30日に「RansomHouse」(ランサムハウス)を名乗るハッカー集団が犯行声明を出し、アスクル関連の1.1テラバイトに及ぶデータをダウンロードしたと主張している。アスクルも声明の存在を把握しており、事実関係を確認中としている。

同社は今回の攻撃により倉庫管理システム(WMS)が停止し、受注・出荷業務を中断していた。29日からは新木場と大阪の2拠点でWMSを使わない手運用による出荷トライアルを開始し、医療・介護施設向けを中心に限定的な受注を再開。今後、対象商品と顧客を段階的に拡大する方針を示している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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