荷主アイシン産業(埼玉県川口市)は7日、製品の供給制限および価格改定を取引先向けに通知した。
背景には、中東情勢の緊迫化と長期化に伴う原油(ナフサ)調達の不透明化がある。これにより、トルエンやキシレンなどの原材料供給が制限され、価格が急騰。塗料業界全体に大きな影響が及んでいる。
同社はこれまでコスト吸収と安定供給に努めてきたが、対応が困難となり、2026年4月1日以降の見積分から、シンナーおよび塗料全般を対象に40~60%の値上げを実施する。既存契約についても追加費用の協議を求める可能性がある。
また、原材料不足とメーカー側の出荷制限により、納期の確約が難しい状況となっており、当面はすべて「仮納期」での対応とする。代替策として、無塗装のSUS製品への変更なども提案する。
中東リスクによる石化原料不足は広範な産業に波及しており、今回の措置はサプライチェーンの逼迫とコスト上昇が製造現場に深刻な影響を与えていることを示している。
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