国際中国の宅配物流情報クラウドサービス「快逓100」を運営する深圳前海百逓ネットワークは、同社のAPI基盤「百逓云」を活用し、ヒューマノイドロボット大手のアジボット(中国)が量産対応のサプライチェーン強化を進めていると発表した。ヒューマノイドロボット市場は実証段階から量産段階へ移行しつつあり、物流を含む供給網の協調効率が競争力の重要な要素となっている。
高工机器人産業研究所(GGII)によると、2025年の世界販売は1.24万台、中国は1.44万台と84.7%を占め、主要企業の8割以上が量産計画を進める。製品は数百点の精密部品で構成され、サプライヤーや物流事業者が分散することで、物流情報の断片化が顕在化している。
アジボットでは従来、各物流会社のシステムごとに個別確認を行う必要があり、輸送状況の把握は手作業に依存していた。この結果、到着時期の予測精度が低く、生産計画が部品到着待ちに左右されるなど、量産体制の不安定要因となっていた。
同社は百逓云のAPIを自社システムに統合し、物流データのリアルタイム取得と一元管理を実現した。輸送の各工程を可視化するとともに、過去データとAI(人工知能)を活用した到着時間予測を導入。遅延リスク発生時にはアラートを発し、輸送手段の変更など迅速な対応を可能にしている。
これにより、物流管理は属人的な運用からデータ主導型へ転換し、部門間の情報共有と意思決定の迅速化が進んだ。結果として、部品供給の遅延リスクや在庫偏在の抑制につながり、量産工程の安定化に寄与したとしている。
ヒューマノイドロボットの量産化が進むなか、物流の可視化とデータ連携は単なる効率化手段にとどまらず、生産能力そのものを左右する基盤となりつつある。今回の事例は、製造業におけるサプライチェーンのデジタル化の進展を示す一例といえる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。






























