拠点・施設倉庫自動化ロボットメーカーLocus Robotics(米国・マサチューセッツ州)は13日、完全自律型フルフィルメントシステム「Locus Array」を発表した。北米の一部顧客ではすでに稼働を開始しており、今後欧州およびアジア太平洋地域へも展開を拡大する予定だ。
Locus Arrayは、AMR(自律走行搬送ロボット)に独自のロボットアームとAI(人工知能)による物体認識機能を組み合わせた新カテゴリーの倉庫ロボットだ。ピッキング・棚入れ・補充・仕分けといった複数の工程を一台でこなし、人の介在なしにエンドツーエンドの業務を完結させる。同社はこのアプローチを「R2G(Robots-to-Goods)」と定義しており、ロボット自体が棚のある通路に入り込んで作業する点が従来型システムとの大きな違いだ。従来の自動化システムが「商品を人やロボットのもとへ運ぶ」のに対し、R2Gは「ロボットが商品のもとへ向かう」発想の転換といえる。

▲物理AIロボット「Locus Array」(出所:LOcus Robotics)
導入の手軽さも特徴の一つだ。既存の倉庫レイアウトを変更せずに数週間で稼働できるとしており、RaaS(Robot-as-a-Service)モデルによる初期投資を抑えた導入も可能だ。稼働はAI駆動のオーケストレーションプラットフォーム「LocusONE」が統括し、需要の変動に応じてリアルタイムでロボットへの作業割り当てを最適化する。人手作業を最大90%削減できるとしている。
早期導入顧客にはDHL Supply Chainが名を連ねており、同社のグローバルCIO(最高情報責任者)は「高密度な自律フルフィルメントの新時代に入った」とコメントしている。
Locus Roboticsは2023年1月、日本市場への参入を表明。千葉県市川市の物流センターでAMR25台による運用実証を行った実績を持ち、日本を重要な市場と位置づけている。人手不足が深刻な日本の物流現場にとって、今回の完全自律システムの動向は見逃せない。
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