ロジスティクス米UPSは14日、米国内の小口配送ネットワーク全体にRFIDによるパッケージセンシング技術を導入したと発表した。配送車両、仕分け施設、全米5500か所以上のUPSストアを含む拠点に展開し、すべての荷物に適用する。大手物流事業者としては初の大規模導入と位置付ける。

(出所:UPS)
同社はこれまでに1億ドル以上を投じて同技術の開発・実装を進めてきた。従来のバーコードスキャンに依存した追跡から、RFIDタグによる自動検知へと移行することで、集荷から配達までの全工程をリアルタイムで可視化する。手動スキャンを介さず、荷物の所在や移動状況を連続的に把握できる。
RFIDはラベル、車両、荷さばき場に組み込まれ、荷物の受け取り時点でUPSネットワークに入ったことを自動的に確認する。輸送中も通過地点ごとに自動認識されるため、顧客はより詳細な進捗情報を取得できる。天候や突発的な障害が発生した場合でも、データに基づき迅速な対応が可能になるとしている。
同社はこうした仕組みにより、顧客側のシステム投資や運用負担を増やすことなく、高度な可視化を提供できる点を強調する。RFIDはすでに日常運用に組み込まれており、日々数百万個規模の荷物を対象に稼働している。
物流業界では1990年代以降、スキャン技術が標準となってきたが、UPSは「スキャンからセンシングへ」の転換を掲げる。人的作業を前提としたイベントベースの追跡から、データ連続取得型のネットワークへと進化させることで、輸送の予測性と信頼性の向上を狙う。
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