
▲クラウド型デジタコ「ITP-WebService V3(出所:ナブアシスト)
調査・データシステム開発のナブアシスト(群馬県前橋市)は16日、精密機器輸送を手がける三雪運輸(名古屋市中川区)が、デジタルタコグラフを起点に労働時間管理や点呼業務までを一体でデジタル化し、運行管理の統合を実現した事例を公開した。紙ベースの管理から脱却し、安全性や効率性、コンプライアンスの向上を同時に進めた。
三雪運輸は車両62台、従業員65人規模で、従来は点呼簿やチャート紙に依存した運用を行っていた。記録ミスや確認漏れのリスクに加え、運行管理者が早朝から夜間まで常駐する体制となり、負担が大きかった。運転評価データも不足し、指導や教育の高度化にも課題を抱えていた。
こうした状況に対し、クラウド型デジタコ「ITP-WebService V3」、労働時間管理システム「Navisia乗務員時計」、点呼システム「点呼+」を段階的に導入。運行データの自動取得や運転評価の可視化、労働時間のリアルタイム管理を実現した。さらに屋外に自動点呼設備を設置し、業務前点呼の自動化と業務後の対面点呼を組み合わせた運用に移行した。

▲労働時間管理システム「Navisia乗務員時計」(出所:ナブアシスト)
導入後は事故件数が50%減、燃費は8%改善した。運転評価を処遇に反映する仕組みを整えたことで、安全運転やエコ運転の意識が向上した。労働時間の自動集計やバイタルデータの記録により、監査対応の根拠も明確化し、法令遵守体制の強化にもつながっている。
運行管理者の働き方にも変化が見られた。点呼時間に合わせた常駐が不要となり、24時間体制からの脱却を実現。紙帳票の記録や集計業務も削減され、配車や改善業務に時間を振り向けられる体制を整えた。
一方、導入初期には監視強化への抵抗から一部ドライバーの離職も発生したが、評価制度の明確化や安全会議での運用浸透により定着を進めた。テクノロジー導入と人材マネジメントを組み合わせた運用が、全社的な変革を支えたとしている。
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