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物流新興テックを現場実装へ、プロロジスピッチ

2026年4月16日 (木)

拠点・施設プロロジス(東京都千代田区)は16日、物流スタートアップ向けインキュベーション施設「inno-base」(イノベース)入居企業による交流イベント、第2回「inno-base Pitch(ピッチ)」を開催した。慢性的な人手不足などを抱える物流現場の課題解決に向け、倉庫内ソリューションを展開する気鋭のスタートアップ3社が登壇。倉庫オペレーションの専門家による「現場・運用目線」の質疑を交え、先端テクノロジーの社会実装を後押しする場となった。

▲スタートアップ企業によるプレゼンテーションの様子

開会の挨拶に立ったプロロジス上席執行役員の中村明生開発本部長は、日本国内で25年以上にわたり600万平方メートル超の物流施設を提供してきた実績に触れつつ、自社の現在地を語った。「単にスペースを提供するだけでなく、コンサルティングを通じて何らかのソリューションを提供できないかと模索してきた」。その結節点となるのが、2023年開設のインキュベーション施設「イノベースつくば」(12社入居)と、24年開設の「イノベース東京押上」(6社入居)だ。

同社が掲げる「VISION 2030」の柱の一つには、「物流不動産に革新的な付加価値をもたらす」という目標がある。中村氏は、第1回のピッチイベントを契機に、複数のソリューションが実際の現場への導入検討に進んでいる成果を強調。スタートアップと物流事業者、荷主企業が直接出会う場を創出することで、新たな価値を生み出す姿勢を示した。

▲プロロジス上席執行役員の中村明生開発本部長

ピッチの進行とコメンテーターを務めたのは、プロロジスのコンサルティングパートナーであり、大規模物流センターの立ち上げや運用で豊富な経験を持つCAPES(ケイプス、目黒区)の西尾浩紀代表だ。「自動化機器は導入して終わりではない。現場でどう運用し、どう保守するのか」。西尾氏の鋭い問いかけにより、各社のソリューションが持つ真価と実用性が次々と浮き彫りになっていった。

▲CAPESの西尾浩紀代表

登壇した3社は、作業員の身体的負担軽減や歩行ロスの解消など、差し迫った課題に対し三者三様のアプローチで解決策を提示した。日本ヴァリティー(大阪市鶴見区)は、真空の力で最大270キロの重量物を持ち上げる省力機械を紹介し、重作業の負荷を軽減する手法を提案。四恩システム(福岡県久留米市)は、床面を識別して走行する独自技術「FSLAM」(エフスラム)搭載の無人搬送車(AGV)による、レイアウト変更に強い自動化をアピールした。ストリーモ(東京都墨田区)は、独自のバランス技術で倒れない立ち乗りモビリティを披露し、広大な倉庫内で発生する従業員の「歩行ロス」問題に一石を投じた。

各社のプレゼンテーションと質疑応答の詳細は、以下の個別記事で深掘りする。

真空の力で重量荷役を楽に、日本ヴァリティー

四恩システム、日本初「床面識別AGV」の実利強調

倉庫の歩行負荷なくす、ストリーモの三輪モビリティ

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