国際米鉄道大手ユニオン・パシフィック(UP)とノーフォーク・サザン(NS)は4月30日、全米初となる大陸横断鉄道網の構築に向け、米運輸委員会(STB)に提出している合併申請の修正版を提出した。両社は統合により輸送効率の向上とコスト削減を実現し、米国のサプライチェーン強化につながると主張している。
今回の申請では、北米の主要鉄道6社すべての実データを用いた分析を初めて採用し、従来より精緻な需給・運用評価を提示した。統合後は東西の鉄道網をシームレスに接続し、途中の引き継ぎ(インターチェンジ)を削減することで、輸送時間を24-48時間短縮できると見込む。
輸送面では、トラックから鉄道へのシフトを促進し、年間210万台分のトラック輸送を代替できると試算。これにより荷主は年間35億ドルのコスト削減が可能となり、在庫や設備負担の軽減にも寄与するとしている。あわせてインターモーダル輸送の強化により、新たに7本の高頻度ルートを設定し、輸送ネットワークの拡張を図る。
競争環境については、東西で重複の少ない「エンドツーエンド型」の統合であり、地理的な競争制限は生じないと説明。ほかの鉄道との競争をむしろ促進すると強調する。一方で、成長に伴い3年目までに1200人の新規組合雇用が必要になると見込み、雇用面での拡大効果も打ち出した。
なお、ミシシッピ川周辺のターミナル鉄道の持分については、統合後に支配権を保持しない方針を明示し、競争上の懸念払拭を図った。
同案件は今後、STBの審査を経て判断される見通しで、両社は27年前半の完了を目指す。
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