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マースク、インド医薬品向け冷蔵鉄道輸送開始

2026年5月12日 (火)

ロジスティクス海運・物流大手APモラー・マースク(デンマーク)は11日、インド南部ハイデラバードとムンバイ近郊のナバシェバ港を結ぶ、医薬品向け専用リーファー鉄道輸送サービスを開始したと発表した。インド国営コンテナ輸送会社CONCOR(Container Corporation of India)と共同で展開する。

同サービスは週1便の定期運行で、40フィート冷蔵コンテナを使用。医薬品製造集積地であるハイデラバードから輸出港までを温度管理下で結び、医薬品輸出企業向けに安定輸送を提供する。出発前点検(PTI)や品質基準に基づくコンテナ選定を全輸送で実施するほか、既に複数の大手製薬企業が利用を開始しているという。

(出所:APモラー・マースク)

輸送対象は北米東海岸、欧州、中南米などのリーファー貨物向け航路。マースクは鉄道輸送に加え、海上輸送、貨物可視化、輸出書類対応、コンプライアンス支援、必要に応じた現地ラストワンマイル配送まで一括提供する。単一窓口で輸送全体を管理することで、温度逸脱リスクや輸送途絶リスク低減を図る。

これまで同区間では道路輸送が主流だったが、交通渋滞やドライバー疲労、各種検問・規制対応などにより輸送時間変動が大きかった。定期鉄道輸送へ切り替えることで、船積み接続の安定化や優先荷役が可能になるとしている。マースクによると、現在想定する輸送量ベースでは、トラック輸送から鉄道輸送への転換により年間3000トンの温室効果ガス(GHG)削減効果を見込む。

インドでは医薬品輸出拡大に伴い、GDP(適正流通基準)対応やコールドチェーン品質維持への要求が高まっている。高付加価値かつ温度管理が不可欠な医薬品物流では、鉄道を活用した低炭素・高安定輸送モデルへの関心が強まっており、今回の取り組みはインド国内物流のモーダルシフト事例としても注目されそうだ。

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