荷主野村屋ホールディングス(HD、長野県上田市)は29日、系統用蓄電所「上田国分蓄電所」が4月29日に需給調整市場への参入を開始したと発表した。野村屋グループとして初の市場参入案件で、Power X製の蓄電池システムを導入した。
施設は長野県上田市国分に設置し、出力2000キロワット、容量8000キロワット時。アグリゲーターはユーラスグリーンエナジーが担い、4月24日に商業運転を開始した。再生可能エネルギーの導入拡大で電力需給の変動対応が課題となるなか、蓄電池を活用した調整力の提供を行う。

▲上田国分蓄電所(出所:野村屋ホールディングス)
系統用蓄電池は、太陽光発電などによる出力変動に対し、充放電によって需給バランスを調整できる点が特徴。本施設では、出力応答性能や制御精度、運用安定性などを検証しながら需給調整市場での運用を進める。

▲系統用蓄電池(出所:野村屋ホールディングス)
野村屋ホールディングスは1913年創業。瓦・屋根事業を基盤に、近年は住宅用・産業用太陽光発電設備や系統用蓄電池事業にも取り組んでいる。今後は、本施設での運用実績や知見を蓄積しながら、系統用蓄電池事業の拡大と電力系統の安定化に取り組むとしている。
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