環境・CSRオーシャンクラス(川崎市高津区)は3日、長崎県対馬市で回収した海洋漂着プラスチックを再資源化し、繊維素材「OCEAN THREAD」として製品展開する資源循環モデルの社会実装を進めていると発表した。回収したペットボトルを北九州市のリサイクル工場で再資源化し、再生樹脂、ペレット、繊維、糸、生地へ加工する循環モデルを展開する。
同社はオーシャン太郎と連携し、海岸清掃活動「拾活」で回収した海洋漂着ごみを活用。これまでに7トンの海洋漂着ペットボトルを資源化した。素材化したOCEAN THREADは、ANAのアップサイクル商品「フライトタグ」に採用され、2025年1月27日の発売後、2週間で追加受注が決定した。また、トヨタのマリン製品「PONAM-35SV」の内装材への採用検討も進んでいる。
対馬市は海外由来を含む海洋漂着ごみが集中する地域で、回収後の再資源化や循環利用の仕組みづくりが課題となっていた。今回の取り組みでは、海岸回収から資源化、繊維化、製品化までを一貫してつなぐ循環モデルを構築している。
同社は今後、対馬での取り組みを日本における海洋漂着プラスチック資源循環モデルの実装事例と位置づけ、全国の海岸での資源循環ネットワーク構築を目指す。

▲対馬市で回収された海洋漂着ペットボトルのベール(出所:オーシャンクラス)
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