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コンテナ運賃上昇、繁忙期前倒しで需給ひっ迫

2026年6月5日 (金)

調査・データ英海事調査会社ドリューリーが4日公表した世界コンテナ運賃指数(WCI)は、40フィートコンテナあたり3433ドルとなり、前週から23%上昇した。太平洋航路とアジア-欧州航路で運賃引き上げが進んだことが押し上げ要因となった。ドリューリーは、ことしの繁忙期が例年より早く始まっているとし、需要増と運賃上昇を支えていると分析している。

太平洋航路では、上海発ロサンゼルス向けが31%上昇し4565ドル、上海発ニューヨーク向けが20%上昇し5505ドルとなった。船社は荷動きの増加を見込み、翌週の欠便予定は3便にとどまる。7月に見込まれる米国の関税変更を前に荷主が出荷を前倒ししているほか、2026年FIFAワールドカップ関連の貨物需要も影響している。

アジア-欧州航路でも、上海発ロッテルダム向けが25%上昇し3579ドル、上海発ジェノア向けが20%上昇し5089ドルとなった。7月1日に予定される燃料費調整を前に、6月中に貨物を動かす動きが強まっている。船社はFAK運賃やピークシーズンサーチャージを引き上げており、ハパックロイドやAPモラー・マースクも6月上旬から追加サーチャージを導入する予定だ。

紅海迂回による航海日数の長期化も、荷主の前倒し発注を促している。さらに、アマゾンプライムデーやTikTok(ティックトック)の中間セールなど、6月から7月にかけての大型販促イベントを前に、小売業者が在庫補充を早めている。中東情勢の緊張による燃料費上昇も運賃を押し上げる要因となっており、ドリューリーは今後数週間も運賃に上昇圧力がかかるとみている。

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