認証・表彰SAPジャパン(東京都千代田区)は9日、「SAP Japan Customer Award 2025」の受賞企業を発表した。SAP製品やクラウドサービスを活用し、業務変革やAI(人工知能)活用、経営基盤の高度化などに取り組んだ企業を表彰するもので、2025年は5部門で7社を選んだ。
物流・サプライチェーン領域に関係する企業では、日本郵船が「Business Transformation部門」で受賞。同社はSAP Cloud ERPを大規模に導入し、350社にわたる会計基盤を統合・標準化した。導入ではFit to Standardを徹底し、業務プロセスを見直すとともに、900本超あったアドオンを50本まで削減。分散していたシステムを一元化し、継続的な業務標準化に対応できる経営基盤への転換を進めた点が評価された。
食品メーカーのMizkan Holdingsは「Industry Innovation Leader部門」で受賞した。RISE with SAPを通じ、会計とSCM領域の業務標準化を進め、100以上のシステムを統合・刷新。ドライ流通の複雑な商流・物流や、チルド日配の365日稼働といった食品業界特有の制約があるなか、事業を止めずに本番稼働を完遂した点が評価された。
このほか、「Business AI Innovation部門」ではトヨタ自動車、「Value Realization部門」ではニトリとファーストリテイリング、「Mid-Market Catalyst部門」ではリオ・ホールディングスが受賞した。リコーもBusiness Transformation部門で選ばれた。
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