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群馬大病院、検体搬送をロボット化

2026年6月15日 (月)

メディカル群馬大学は15日、医学部附属病院で院内物品搬送用ロボット「HACOBO」(ハコボ)の運用を開始したと発表した。自律走行ロボットによる検体搬送を通じて、医療スタッフの業務負担軽減と院内物流の効率化を図る。

(出所:群馬大学)

院内では検体や薬剤、医療材料、書類など多くの物品が日常的に搬送されているが、搬送のための移動時間が医療従事者の業務負担となっていた。また、検体搬送に使用している天井設置型の自走台車設備の老朽化が進み、維持管理費の増加も課題となっていた。

導入したHACOBOは、自律走行機能と障害物回避機能を備え、院内の指定地点へ安全に物品を搬送する。各種センサーで人や障害物を検知し、自動停止や進路変更を行うほか、音声や音楽による注意喚起機能も搭載する。エレベーターの自動呼び出しや乗降も可能で、フロアをまたぐ搬送にも対応できる。

運用は中央診療棟2階の輸血部と南病棟2階の検査部を結ぶ検体搬送から開始する。患者や来院者の往来が多いエリアであるため、実際の院内環境で走行試験を実施し、安全性を確認したうえで導入した。混雑時の運用にも配慮し、安全な通行環境の確保に努める。

今後は運用効果を検証しながら、病棟間の薬剤搬送や検体搬送、医療材料や書類の搬送などへ活用範囲を拡大。院内物流の自動化を進めることで、医療従事者が患者対応や専門業務により多くの時間を割ける環境づくりを目指す。同大学は、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環としてロボットやデジタル技術の活用を進め、持続可能な院内物流体制の構築と医療サービスの質向上につなげていく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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