
▲RORO船「なのつ」(出所:伊藤忠エネクス)
荷主伊藤忠エネクス(東京都千代田区)は18日、出光興産から調達したバイオ混合燃料(B24)を、近海郵船が運航するRORO船「なのつ」に納入したと発表した。6月16日に博多港で実施され、内航定期RORO船向けとしては博多港初のバイオ混合燃料供給事例となった。
対象船舶は総トン数8348トンの「なのつ」で、博多港と敦賀港を結ぶ航路に就航している。燃料補給は福岡市東区の博多港箱崎ふ頭11号岸壁で行われた。
今回供給したB24は、低硫黄重油(VLSFO)にバイオ燃料を24%混合した船舶燃料である。バイオ燃料は植物油や廃食油、動物性油脂などの有機資源を原料としており、既存の船舶設備を改修することなく利用できることから、海運分野における温室効果ガス(GHG)排出量削減の手段の一つとして期待されている。
原料となる植物が生長過程で大気中のCO2を吸収するため、燃焼時にCO2を排出するものの、実質排出量をゼロ(カーボンニュートラル)と見なすことができる。今回の取り組みにより、「なのつ」の運航に伴うGHG排出量の削減が見込まれる。
RORO船は、トラックやトレーラーがそのまま自走して船内に乗り込む荷役方式で輸送する貨物船を指す。
伊藤忠エネクスは、環境関連ビジネスの拡大と地球環境に優しいエネルギー供給の取り組みを通じて、持続可能なエネルギー社会の実現と中長期的な企業価値向上に努める。
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