拠点・施設イグス(東京都墨田区)は22日、栃木県さくら市に新工場「栃木さくら工場」を完成し、同日から稼働を開始したと発表した。日本市場での需要拡大に対応し、供給体制を強化する。投資額は35億円で、これまで栃木県内に分散していた4拠点の機能を集約する。
新工場は敷地面積4万2000平方メートル、延床面積1万平方メートル。ケーブル保護管「エナジーチェーン」やケーブル、レディーチェーン、樹脂ベアリングなどを取り扱う。6月上旬に行われた完成式には約50人が出席した。

▲栃木さくら工場(出所:イグス)
物流面では、県内4拠点を一本化することで工場・倉庫拠点間の輸送をなくし、物流効率の向上を図る。さらに、高層ラックの導入や組立ラインの効率化により、在庫保管能力は従来の4拠点合計と比べ約70%増加する見込みだ。これにより、日本市場向けの安定供給体制を強化する。

▲倉庫エリア(出所:イグス)
倉庫エリアは62.5メートル×75メートルの大空間を確保し、高層ラックを設置。自然採光を取り入れた設計とした。人員は86人で、将来的な事業拡大を見据え、敷地内には5000平方メートルの拡張用地も確保している。
吉田剛社長は、分散していた生産・在庫拠点を集約することで物流効率と生産性の向上を図るとともに、社員が誇りを持って働ける環境を整えたと説明。今後は製品供給体制のさらなる強化や品質・サービス向上に取り組むとしている。
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