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短期施策5項目、抜本改善策4項目を実施

東京都、東京港総合渋滞対策を策定

2014年2月25日 (火)

国内東京都は25日、東京港のコンテナターミナル周辺で発生している交通混雑の解消に向け、取り組みをまとめた「東京港総合渋滞対策」を策定したと発表した。

東京港の外貿コンテナ貨物取扱個数は一貫して増加傾向にあるが、特にアジア貨物の増加で急激な伸びとなっていることから、季節や時間帯のピーク時にふ頭周辺でコンテナ車両による交通混雑が発生。

都はこうした交通混雑が物流の効率化を妨げ、周辺環境への悪影響もあるとして、これまでの取り組みと新たな施策をまとめた総合渋滞対策を策定した。

過去3年間、都と港湾関係者が取り組んできた施策では、東京港のコンテナ貨物取扱個数が継続して増加しているにもかかわらず、交通混雑は緩和に向っているとして、実施中の施策に加えて新たな施策を講じることで、取り組みを強化する。

基本的には、東京港の抜本的な機能強化を交通混雑解消に向けた取り組みの軸とするが、「一定の期間を要する」ことから、併せて短期的で即効性のある取り組みを多角的に実施する。

具体的には、「抜本的な機能強化策」として(1)中央防波堤外側Y1-Y3コンテナターミナル整備(2)青海・大井コンテナふ頭再編(3)大井その1・その2間埋立て(4)道路交通ネットワークの拡充——を目指す。また、短期的で多角的な取り組みとしては、(1)早朝ゲートオープン(2)車両待機場の整備(3)違法駐車対策(4)東京港ポータルサイトによる情報提供(5)ターミナル処理能力向上、コンテナ輸送効率化に向けた取り組み——の5項目に着手する。

■「東京港総合渋滞対策」の詳細は下記URLを参照(PDF)
http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/jigyo/plan/traffic/traffic.pdf