
▲コンテナ船「MAERSK TOKYO」(出所:ジャパンマリンユナイテッド)
ロジスティクスジャパンマリンユナイテッド(JMU)は23日、呉事業所で建造していた8900TEU型コンテナ船「MAERSK TOKYO」を引き渡したと発表した。同船は8000TEU超のコンテナ船として国内初となるメタノール二元燃料焚きコンテナ船で、脱炭素化に対応した次世代船として注目される。
全長276.94メートル、幅45.80メートル、総トン数8万5294トン。メタノールと重油の両方を燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載する。前後に居住区を配置する「Two-Island型」を採用し、居住区下部の空間に大容量のメタノール燃料タンクを設置。貨物艙容量を維持したまま、従来の重油焚き船と同等のコンテナ積載能力を確保した。
また、4段ラッシングブリッジの採用により、甲板上に最大11段のコンテナ積載が可能となり、輸送効率を向上させた。船型には最新の解析技術を活用し、独自の省エネデバイス「SURF-BULB」や「Twisted Rupas舵」、波浪中の抵抗増加を抑える船首形状を採用。高い燃費性能を実現している。
環境面では、永久磁石式軸発電機の搭載により航行中の発電効率を高め、CO2排出量を削減。エネルギー効率設計指標(EEDI)は基準値比60%以上の削減を達成し、規制値の40%を大幅に上回った。さらにSOxスクラバーやNOx TierⅢ対応設備、陸上電源供給システム(AMSP)を備えるなど、環境負荷低減を図った。
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