拠点・施設ルフトハンザ・カーゴ(ドイツ)は25日、ドイツ・フランクフルト空港で進める貨物施設刷新プロジェクト「LCCevo」の第1期工事「ALPHA」が完成し、運用を開始したと発表した。総投資額は6億ユーロで、2030年までに欧州で最先端の航空貨物ハブの構築を目指す。

(出所:ルフトハンザ・カーゴ)
第1期工事の対象面積は8万平方メートルで、貨物センター全体を24時間365日の運用を継続しながら改修する。物流施設には、各工程をシームレスにつなぐ自動搬送システムやインテリジェントな物流制御システムを導入し、貨物処理の効率化と品質向上を図る。
中核設備となるのは、高さ42メートルの自動高層ラック倉庫で、大型貨物パレット3000枚を保管できる。1時間あたり300回を超える入出庫処理能力を備え、従来比で保管能力を2倍に高める。また、温度管理が必要な貨物や特殊貨物向けには、自動パレット倉庫を新設し、医薬品など高付加価値貨物への対応力も強化する。
同社はフランクフルト空港で取り扱われる航空貨物の約半分を担っており、今回の投資により貨物処理能力の向上と競争力強化を図る。インテリジェントな貨物流動や自動化設備の導入によって、国際物流市場の需要拡大に対応できる体制を整備する。
今後は第2期「BRAVO」、第3期「CHARLIE」の建設を順次進め、2030年までに貨物センター全体の刷新を完了する計画。環境面では、約1万9000平方メートルの屋根へ太陽光発電設備を設置するほか、高効率な設備機器や排熱回収システム、屋上緑化を導入し、エネルギー消費と温室効果ガス排出量の削減を進める。
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