国際ルノー・トラック(フランス)は25日、電気トラクター「Renault Trucks E-Tech T」の航続距離を最大660キロに伸ばし、地域輸送から長距離輸送まで幅広い貨物輸送に対応できる体制を整えたと発表した。過去2年間に欧州で運行した接続済みトラクター7万台の稼働データを分析した結果、新型電気トラクターで日々の輸送業務の80%を完了できると説明している。ドライバーの法定休憩中に350キロワットのCCS急速充電を45分行う場合、この比率は90%に高まるという。
同社は、電動ドライブラインの効率改善と、高エネルギー密度のNCA(ニッケル・コバルト・アルミニウム)系リチウムイオン電池の採用により、長距離EV化の対応範囲を広げた。電池の使用可能領域を拡大し、容量の最大95%を利用できるようにしたことで、推進に使えるエネルギーを増やした。

(出所:ルノー・トラック)
新型E-Tech Tは3仕様で展開する。長距離向けの「E-Tech T 780」は最大660キロの航続距離を確保し、6×2構成により最大27トンの積載量を持つ。「E-Tech T 585」は最大500キロ、積載量は最大28トン。「E-Tech T 540」は地域配送向けで、最大450キロ、積載量は最大25トンとした。
350キロワット充電器を使えば、45分の休憩中に最大250キロ分を回復できる。これにより、単なる1充電あたりの航続距離だけでなく、1日の運行計画の中でEVトラクターを組み込みやすくなる。電池保証は標準で最長6年または72万キロまでで、別メニューにより10年まで延長できる。
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