サービス・商品Mark Door(マークドア、大阪市淀川区)は29日、神山運輸(愛媛県松前町)でAI(人工知能)を活用した自動データ化システム「LLM-OCR」の本格運用に向けたシステム開発を開始したと発表した。注文書や配車依頼書、請求書など運送業務で使用する多様な帳票を自動でデータ化し、物流現場の省人化と業務効率化を支援する。
LLM-OCRは、紙やPDFで受領した注文書や配車依頼書、請求書など、取引先ごとに様式が異なる帳票を自動で読み取り、業務で活用できるデータへ変換するシステム。従来のOCRでは対応が難しかったレイアウトの異なる帳票や表記ゆれにも対応し、運送業界の帳票処理を効率化する。
両社が実施した実証では、データ読み取り精度95%、マスタ正規化精度90%以上を見込む結果となったほか、年間で4人分、7680時間の業務削減効果を見込んでいる。これらの結果を踏まえ、本格運用に向けたシステム開発を開始した。
運送業界では、紙やファクス、PDFによる帳票のやり取りが依然として多く、手入力や内容確認に多くの時間を要している。取引先ごとに書式や記載方法が異なることから、入力ミスや処理遅延、人手不足への対応が課題となっている。
神山運輸では、事務作業を削減することで配車担当者が配車や営業などの主要業務に注力できる体制を構築し、サービス品質や業績の向上を目指す。
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