産業・一般ADRバイオメディカルホールディングスは8日、子会社のADRセラピューティクス(東京都千代田区)が医療機器レンタル事業を開始すると発表した。対象は、脂肪組織由来再生細胞(ADRCs)の調製に使う国内生産版遠心分離器「Celution elite」。事業開始は10月1日を予定する。
同社グループはこれまで、細胞治療サービスや再生医療関連機器の製造・輸出入・販売を手がけてきた。主力製品のセルーション遠心分離器は海外製品を中心に供給してきたが、安定供給や仕入れコストの面で課題があった。このため国内生産化を進めており、Celution eliteは製造工程を終え、今後は最終の安全試験やEMC試験などの認証手続きを経て、自社生産販売に移る見通しとなった。
新事業では、医療機関が高額な機器を購入せずに再生医療・細胞治療を導入できる仕組みを提供する。機器レンタルに加え、保守・メンテナンス、技術支援、操作研修、品質管理支援を一体で提供する計画。組み合わせて使うディスポーザブルキットはすでに国内製造販売承認を取得しており、レンタル事業と合わせて導入負担の軽減と供給体制の安定化を図る。
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