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工場レイアウト、デジタルツインで事前検証

2026年7月8日 (水)

荷主ビーライズ(広島市南区)は8日、東芝の工場でデジタルツインを活用した「工場レイアウトシミュレータ」を開発し、実証運用を開始したと発表した。東京都が進めるローカル5G技術の社会実装・普及プロジェクト「TokyoNEXT5G」の一環で、Plug and Play Japan(渋谷区)の支援を受けて実施する。

システムは、スキャンデータをもとに工場内を3D空間として再現し、什器や設備の配置、稼働スケジュール、空間使用率などを確認できる。現場の意見を反映し、3D空間の操作やスケジュール調整を行いやすいようUI/UXを改修した。設備や什器の配置だけでなく、作業員の安全スペースを「人作業エリア」として可視化し、仮想空間上で事前に安全確認できるようにした。

▲スキャンデータをもとに構築された東芝工場内の3Dプレビュー空間(出所:ビーライズ)

実証では、ローカル5G環境下で大容量の空間データやレイアウトデータを通信できるかを検証する。工場内のレイアウトや生産ライン情報は機密性が高く、閉域網を使うローカル5Gにより情報漏えいリスクを抑える狙いもある。将来的には、スマートグラスなどのウェアラブル端末やロボット、カメラから得られる映像・ログデータをデジタルツインに反映する運用も見据える。

同社は今後、Excel(エクセル)による現場管理では把握しにくかった空間利用や作業上の課題を分析できる仕組みとして検証を進める。製造業に加え、建設現場、設備管理、警備、物流倉庫、スマートビル、インフラ施設など、高度な空間管理が求められる領域への展開も視野に入れる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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