ロジスティクスWill Smart(東京都江東区)は16日、国土交通省が推進する地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」の2026年度プロジェクトで、日本旅行(東京都中央区)と共同提案した2件が採択されたと発表した。
採択されたのは、「コミュニティバスキットの社会実装プロジェクト」と「地域鉄道業務DXのための業務システムの技術実証プロジェクト」。デジタル技術を活用して交通事業者の業務負担を軽減し、持続可能な地域交通の実現を目指す。
コミュニティバス向けでは、運行計画、運行実績の集計、車両動態管理、GTFSデータ作成を一体化したクラウド型ツール「コミュニティバス運行支援キット」の社会実装を進める。専用端末や高価なサーバーを必要とせず、小規模自治体やバス事業者でも導入しやすい設計となっている。
同キットは2025年度、国土交通省の「Project LINKS」とCOMmmmONSの連携プロジェクトとして開発した。愛知県刈谷市と長崎県平戸市で実証し、対象業務で20〜60%の業務時間削減が見込まれるなど、業務効率化の効果を確認した。
2026年度は、UI/UXの改善やダイヤ編成支援機能などを強化する。複数地域での実証を通じて導入モデルを確立し、年度内に複数地域への展開と標準ガイドラインの公開を目指す。
地域鉄道向けでは、企画乗車券や観光列車などを対象に、共同直販やOTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)での販売に対応する共通販売システムの構築を目指す。販売チャネルの拡大や在庫管理の効率化、販売手数料と運用コストの削減を図る。
日本旅行との共同提案により、システム開発と販路開拓を一体で進める。地域鉄道の乗車券販売のデジタル化に向けて共通システムの開発・実証を行い、インバウンド向け販路の拡大と持続的な発展への寄与を目指す。
Will Smartは、両プロジェクトで得た知見を同様の課題を抱える全国の地域に展開し、持続可能な地域交通の実現につなげる。
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