行政・団体アトラックラボ(埼玉県三芳町)は22日、福島県の「令和8年度 地域復興実用化開発等促進事業費補助金」に「ArduPilotベースのAI統合・高信頼性制御プラットフォームの構築」が採択されたと発表した。
同事業では、オープンソースの自動操縦システム「ArduPilot」を基盤に、AI(人工知能)技術と高信頼性制御を統合した国産制御基盤を開発する。対象はドローン(UAV)に加え、無人車両(UGV)や無人船舶(USV)まで広げ、共通のソフトウエア基盤によって開発効率や保守性の向上を図る。
新たなプラットフォームは、AIによる画像認識や経路生成、障害物回避、異常検知をリアルタイムで実行するほか、LiDAR(ライダー)やカメラ、IMUなど複数センサーを組み合わせたセンサーフュージョン技術とSLAMを活用することで、GPSが利用できない屋内施設やトンネル、橋梁下、プラント設備、災害現場でも高精度な自己位置推定と自律運用を可能にする。
さらに、AIによる状態監視や異常予測、フェイルセーフ制御を組み込み、産業用途に求められる安全性と信頼性の向上を図る。モジュール化設計を採用し、用途に応じた柔軟なカスタマイズにも対応する。
アトラックラボは開発成果を自社のドローン、AT-Crawler、スパイダーロボット、レールカムなどへ順次展開するとともに、OEM提供や共同開発を通じて国内外への展開を進め、日本発の制御技術として世界市場への展開を目指す。
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