ロジスティクスSAPジャパン(東京都千代田区)は21日、AIエージェントが企業内の業務を組織横断で支援・遂行する企業変革構想「Autonomous Enterprise」(自律型エンタープライズ)を発表した。財務、調達、サプライチェーン、人事、顧客対応などの業務にAI(人工知能)を組み込み、情報収集や定型処理の自動化を進める。
中核となる「SAP Business AI Platform」は、業務データやプロセスを統合する基盤と、AIエージェントの開発・管理機能を組み合わせた。SAP内外のデータを業務の文脈に沿って活用し、AIエージェントが関わる業務プロセスや使用するシステム、データを一元的に管理・統制する。
データ連携では、SnowflakeやDatabricksに加え、2026年第3四半期にGoogle BigQueryとMicrosoft Fabric、第4四半期にAmazon Athenaへの対応を予定する。データを複製せずに共有する「ゼロコピー」方式を採用し、複数のデータ基盤をまたぐAI活用を支援する。
業務アプリケーション群「SAP Autonomous Suite」では、今後数か月以内に200以上のAIエージェントと50以上のアシスタントを提供する予定。サプライチェーン領域では、需要変動や供給リスクを把握し、在庫、調達、生産、物流に関する対応を支援する。
同社は、クラウドERP移行支援の「RISE with SAP」や新規導入向けの「SAP GROW」を通じて導入を促す。
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