荷主NXPセミコンダクターズ(オランダ)は12日、マレーシア・ペタリンジャヤで半導体の組立・テスト(A&T)工場を拡張するプロジェクトの起工式を開催したと発表した。自社の後工程生産能力を増強するとともに、生産拠点を分散し、グローバル・サプライチェーンの強靱性と柔軟性を高める。2028年第1四半期に生産を開始する予定で、フル稼働時には同拠点全体の生産量を2倍超に引き上げる見込み。
新工場では4万6452平方メートルの生産スペースを追加する。完成後は既存施設と合わせ、ペタリンジャヤ拠点全体で8万3613平方メートルの生産スペースを確保する。
物流面では、高度に自動化したスマートファクトリとして自動搬送システム(AMHS)を導入する。先進的な品質管理技術と組み合わせ、工場内の製造オペレーションを最適化し、生産効率と品質の向上につなげる。

▲NXPマレーシア組立・テスト拠点拡張工事の起工式(出所:NXP)
生産能力の増強は、柔軟な供給管理と生産拠点の分散化を進める同社のハイブリッド製造戦略の一環。追加するA&T能力は、シンガポールのVSMC合弁事業やドイツ・ドレスデンのESMC合弁事業などを含む製造エコシステムの将来的な成長にも対応する。中国やタイの既存A&T拠点を補完し、地域を分散したグローバル製造ネットワークを維持・強化する。
NXPは1972年にマレーシアで事業を開始しており、同国をグローバル・サプライチェーンの重要拠点と位置付けている。今回の拡張を通じ、自社内の組立・テスト能力を拡大するとともに、後工程の製造体制を多様化し、世界の顧客に向けたサプライチェーンの強靱性と柔軟性を高める。
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