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ラピュタ、8種ロボ連携で倉庫全体を自動化

2026年8月31日 (月)

ロジスティクスラピュタロボティクス(東京都江東区)のモーハナラージャー・ガジャン社長は31日、個別のロボット導入から物流業務フロー全体の最適化へ転換する新サービス「End-to-End(エンドツーエンド)ソリューション」を発表した。

▲ラピュタロボティクスのモーハナラージャー・ガジャン社長

物流業界では、労働人口の減少や人件費高騰が深刻化している。企業向けと個人向けの出荷が混在し、返品対応も増加した。物量の変動にとどまらず、荷物が届くタイミングの予測が難しい現状が倉庫運営の壁となっている。ガジャン社長は「倉庫内のフローは一つではない。物流の時間が読めない点が大きな課題だ。今回は全ての工程を1社で責任を持って自動化する」と力説した。

同社はピッキングを支援するAMR(自律走行搬送ロボット)で国内シェア6割以上を占め、現場では毎日1000台以上が稼働する。新サービスは自社の機器に限定せず、他社製の設備も組み合わせて最適な構成の設計を担う。複数のロボットを群制御するソフトウエア基盤「rapyuta.io」(ラピュタアイオー)で全体を動かし、運用効率を最大化する。

実演では自動フォークリフト「ラピュタAFL」やパレット自動倉庫のほか、ロボットアームなど計8種類のロボットがシームレスに連携。建物の防火シャッターなど既存インフラを妨げず共存する実践的な技術力を紹介した。

▲ラピュタロボティクスのロボットアーム

質疑応答でガジャン社長は、日本に多い個別カスタマイズ型のWMS(倉庫管理システム)との連携課題を指摘。「顧客側の負担を減らすため、システム側で差異を吸収する」と説明し、導入のハードルを引き下げる戦略を明かした。

2027年3月までの半年間は共同設計パートナー3社と協業し、現場に即したフローの構築を進める。今後は搬送に加え、アームによる小物ピッキングの技術開発を強化する構えだ。機器の量産効果とあわせ、AI(人工知能)を活用して導入や運用のノウハウをシステム化し、コストを下げる。将来は倉庫内にとどまらず、サプライチェーン全体の最適化を目指す。

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