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ダイコー、EV給電で停電時の荷物搬送支援

2026年9月2日 (水)

サービス・商品ダイコー(東京都港区)は1日、電気自動車(EV)の電力を活用し、停電時にも使用できる「BCP対策エレベーター」の販売を開始した。物流倉庫や工場、カーディーラーなどで、災害時に保管中の荷物や商品、部品、車両を安全な上階へ移動させる用途を想定する。

同システムは、EVに蓄えた電力をV2X対応充放電装置を介して建物側へ供給する仕組み。平常時はEVを充電し、停電時にはEVからエレベーターなどの重要設備へ給電する。三相三線式AC202Vに対応し、EVのバッテリーから取り出した電力を、エレベーターなどの三相機器へ供給できる。

ダイコーは6月16日、埼玉県加須市のシステムセンターにあるエレベーターテストタワーで、模擬停電環境下の実証実験を実施した。40kWhのEVから給電し、1050kgの重りを搭載した積載量1500kgのエレベーターを、3階建て相当の条件で連続運転したところ、16時間の稼働と744往復を確認した。

(出所:ダイコー)

10m/min以下の低速運転では、80時間(1日8時間で10営業日程度)の稼働が見込めるという。実際に給電可能な設備、稼働時間、必要台数は、EVの電池容量・充電状態、設備の消費電力、建物の電気設備、運用条件により異なる。

同社は、実証実験で得た知見を基に、施設ごとの電力負荷や運用条件に応じたBCP対策を提案する。停電時にも事業を止めない施設の実現に向け、事業継続を支援していく。

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