荷主K&Dテクノロジー(中国)は1日、日本市場で車載・産業用ディスプレイの量産提案とサンプル対応を本格化すると発表した。グループ企業内のサプライチェーンと後工程の一貫生産を生かし、日本の一次サプライヤーや完成車メーカー、産業用機器メーカーへの採用拡大を目指す。
同社は中国の凱盛科技股份傘下で、海外では民生用ディスプレイを供給するほか、電気自動車の普及が進む中国で車載向けの供給を拡大してきた。日本でも民生用を中心に実績を積み、産業用分野で取引を始めている。
供給面では、液晶セルを特定メーカーに限定せず複数の調達先から確保し、供給リスクを分散する。親会社のガラス製造拠点から材料を調達できるほか、マザーガラス入手後の後工程を社内で一貫生産する体制を構築している。液晶セルが生産終了となった場合も別の供給元から調達することで、産業用製品で求められる長期安定供給につなげる。
生産拠点は深セン、蚌埠、南京の3か所に展開する。液晶モジュールの後工程に加え、バックライトの設計・製造、カバーガラスの製造、タッチパネルと液晶モジュールの自動貼り合わせなどを内製化し、価格競争力やカスタマイズ、短納期への対応力を高めている。

(出所:K&D Technology)
製品では2.4インチから21.5インチまでの産業用ディスプレイをそろえるほか、車載向けでは14.6インチのCID・PID一体型デュアルディスプレイなどを提案する。
同社は9月30日から10月2日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「第36回 FINETECH JAPAN -電子ディスプレイ産業展-」に出展する。実機のデモンストレーションを行い、日本の車載・産業用市場での採用拡大を目指す。
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