サービス・商品Industry Alpha(東京都板橋区)は8日、倉庫や工場の設備をまとめて管理する「Alpha-OCS」の開発を強化し、提供を本格化すると発表した。倉庫管理システムなどから受け取った情報を現場の実行タスクに落とし込み、設備やロボットへの指令と実績収集を一元管理する。
Alpha-OCSは、物流倉庫でWES(倉庫実行システム)と呼ばれる役割を担う。倉庫管理システム(WMS)などの上位システムと現場設備の間に入り、搬送や保管、ピッキング、検査、計量、梱包、出荷などを対象に、どの作業を、どの順番で、どの設備や人に割り当てるかを管理する仕組み。
特徴は、メーカーや通信方式が異なる設備を同じシステムにつなげられる点にある。APIやIO/PLC、ファイル連携など設備に合わせて接続方法を選べるほか、通信機能を持たない既設機器もIoT機器を使って連携可能。既存の基幹システムや在庫管理システムについても、改修や置き換えを前提とせず接続できるとしている。
同社の「Smart Software」は、Alpha-OCSのほか、AMR(自律走行搬送ロボット)やAGV(無人搬送車)などの運行を管理する「FMS」、自動倉庫やエレベーターなどを制御する「ECS」、在庫などの位置を管理する「LMS」、工程履歴を記録する「TRS」で構成する。必要な機能から導入し、後から追加することも可能だ。
すでにAMR、自動倉庫、エレベーター、専用機などが混在する工場で稼働している。同社は今後も、設備構成や運用方法が異なる物流・製造現場に対応できるよう開発を進める。
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